ListLines

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ListLines[編集]

スクリプトの実行履歴を取るかどうかを設定する。またはスクリプトの実行履歴を表示する。

ListLines [, On|Off]

Parameter[編集]

引数名 説明
On|Off 省略時はスクリプトの実行履歴を表示する。
On 実行履歴を取る。
Off 実行履歴を取らない。

Remarks[編集]

スクリプトの実行履歴は最近実行されたのものが表示される(メインウィンドウの View→ Lines most recently executedメニューと同じ)。 コマンドが発行された段階での直近の履歴を表示するだけなので、最新のものを表示する場合はF5キーを押して画面を更新する必要がある。

表示される行番号は概ねスクリプトファイルに書かれている行と一致するが、複数行に跨るスクリプトが1行になっていたり、ブロック「{...}」や関数の宣言部分が省略されていたりと、内容が一部違っている場合がある。

On/Off で履歴蓄積の有無を指定できる。デフォルトでOnとなっている。 この設定は Auto-executeセクション で基本値を設定すると各スレッドもその基本値を受け継ぐようになる。 また各スレッド毎でOn/Offの設定はスレッド固有であり他のスレッドには影響しない。

このようにスレッド毎の履歴のOn/Offを制御できることによって、大量の繰り返し処理をするような部分の実行によって履歴が埋まってしまうのを防ぐことができる(例2を参照)

注意: この機能のOn/Offを知るための A_ListLine のような組み込み変数はないが、以下の関数スクリプトを利用することで代用が可能である。

ListLines(PassTrueToTurnOnOrFalseToTurnOff)	; Returns the previous setting of ListLines (prior to this call).
{
    static sListLines := true		; The starting default for all scripts is "ListLines On".
    ListLines % PassTrueToTurnOnOrFalseToTurnOff ? "On" : "Off"  ; Execute ListLines unconditionally to omit the lines executed below from the log.
    ListLines_prev := sListLines
    sListLines := PassTrueToTurnOnOrFalseToTurnOff
    return ListLines_prev
}

; To use the above function:
prev_ListLines := ListLines(false)	; Turn off ListLines temporarily.
; ...
ListLines(prev_ListLines)		; Restore ListLines to its previous setting.

Related[編集]

KeyHistory, ListHotkeys, ListVars

Example(s)[編集]

ListLines

例2) 短い間隔のタイマーの履歴だけ取らないようにする。

#Persistent
; ListLines, On ; デフォルトでOnになっている
SetTimer, PegionClock, 500
Return

PegionClock:
  ListLines, Off ; このスレッドの履歴を取らない
  If (A_Sec==0 && (A_Min==0 || A_Min==30))
    SoundPlay, Pegion.wav
  Return