#EscapeChar
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#EscapeChar[編集]
スクリプトのエスケープ文字(デフォルトは `
)を変更。
#EscapeChar NewChar
Parameters[編集]
引数名 | 説明 |
---|---|
NewChar | 1文字を指定 |
Remarks[編集]
エスケープ文字は、次に来る文字とあわせて特別な文字として解釈される。
C言語やJavascriptや正規表現など多くの処理系ではバックスラッシュ(\
)がエスケープ文字となっているが、AutoHotkeyではファイルパス等の表記が容易なようにバックスラッシュでなくアクセント記号(`
)としている。
詳しくは、エスケープ文字の解説を参照。
エスケープシーケンス一覧[編集]
以下はエスケープ文字がアクセント記号(`
)の場合のものである。
表記 | 意味 |
---|---|
`, | , (カンマ)備考: コマンドの最後のパラメタに含まれるカンマはエスケープする必要はない、というのもスクリプトの解析時に最後のパラメタ以降はすべてリテラルと判定するためである。同様の事が MsgBox の各パラメタにも当てはまる。 |
`% | % (パーセント記号)
|
`` | ` (アクセント記号)
|
`; | ; (セミコロン)備考: セミコロンのエスケープはスペースやタブに続く場合にのみ必要である。詳しくはコメントの仕様を参照のこと。 |
`:: | :: (コロン2個) バージョン1.0.40以降ではこのようにエスケープしなくてもよい
|
`n | 改行 (LF / 0x0A) |
`r | キャッジリターン (CR / 0x0D) |
`b | バックスペース(0x08) |
`t | タブ文字 |
`v | 垂直タブ(0x0B) |
`a | ベル文字(0x07) |
`f | 改ページ文字(0x0C) |
文字送信時 | 標準(Rawでない)の Send コマンドやホットストリングでは、{}^!+# の各文字は特殊文字として扱われ、それらの文字そのものを送る場合は {{} {}} {^} {!} {+} {"} のように囲う必要がある。
|
"" | 式の中の文字列でダブルクォート(" )を表現するには二つ並べる。例) Var := "The color ""red"" was found."
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Related[編集]
あまり使わないが、以下の指令もある
#DerefChar # ; 変数展開で変数名を囲む文字(デフォルトは %)を変更
#Delimiter / ; コマンドの引数を区切る文字(デフォルトは ,)を変更
Example(s)[編集]
#EscapeChar \ ; Change it to be the same as AutoIt2's.