#MenuMaskKey

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#MenuMaskKey [AHK_L 38+][編集]

AHKL Win または Alt の押下解除時のイベントを隠蔽するためのキーを変更する。

#MenuMaskKey KeyName

Parameters[編集]

引数名 説明
KeyName 有効なキー、または vkNN による非ゼロの仮想キーコードを指定する。
スキャンコードによる指定はできない。

Remarks[編集]

この設定はスクリプト全体に影響する。つまり、定義は一度のみ有効で、スクリプト内のどこに記述があってもスクリプト全体の挙動を決定する。

ホットキーがキーボードフックやマウスフックによって実装されている場合、最後のキー押下はアクティブウィンドウやシステムには検知出来ない。Win または Alt をモディファイアとするホットキーにとってのこの挙動は、モディファイアとなったキーの押下解除時に、スタートメニューやアクティブウィンドウのメニューを活性化させてしまうことになる。 これを阻止するために、AutoHotkeyは該当キーの押下解除イベントを特定のキーストロークを送ることでマスクしている。 AutoHotkey_Lのリビジョン38以前では、そのキーストロークは Ctrl キーで固定であったため、一部のアプリケーションにおいて問題が発生していた。

このディレクティブによる指定が無い場合は、Ctrl をキーストロークとする。

Related[編集]

公式フォーラムのこのスレッド において問題が報告された経緯がある。

Example(s)[編集]

#MenuMaskKey vk07  ; vk07 は未アサイン
#UseHook
#Space::
!Space::
    KeyWait LWin
    KeyWait RWin
    KeyWait Alt
    KeyHistory
Return